英文校正サービスUni-edit編集長 Ozyへのインタビュー

以下は、英文校閲・翻訳会社 University English Editing and Translation Service ( Uni-edit ) 設立者であり編集長でもあるOzy Abram氏へのインタビューの日本語訳である。Uni-editは、特にアジア地域の研究者や教授を対象に英文校閲・翻訳サービスを提供している。

 

- Uni-edit を設立する前は何をされていたのですか。

 

私は現在44歳で、今までに様々なキャリアを積んできました。シドニー大学で工学と商学を学んだ後、多様な職種(数学、科学とコンピューターの教師、ビジネスコンサルタント、技術文書作成等)を経験してきました。私はいずれの仕事においても、明確なコミュニケーション(特に英文執筆の面において)に関して重点的に考えてきました。またそれは私の楽しみでもありました。

私は、異なる文化の人々と共に仕事をすること、外国語を学ぶことが好きです。

 

- Uni-edit はどのようにして始まったのですか。

 

以前、国立台湾大学の教授の方々に、研究論文の英語を校閲してくれないかと頼まれたのですが、その時私は非常に斬新な手法で校閲に取りかかり、高品質英文校閲のモデルを作りあげました。

研究者や教授の皆様にとって英文ジャーナルへの論文投稿の必要性が高まるとともに、Uni-edit も成長し、今では言語サポートを必要とされる研究者の皆様に英文校閲、日本語翻訳、中国語翻訳サービスを提供しています。

 

- Ozyさんのおっしゃった「高品質英文校閲のモデル」について教えてください。

 

原稿の英文校閲の伝統的な方法として、誰でもよいので英語のネイティブスピーカーを探して英語を直してもらう、というものがあります。この単純な方法によって原稿の内容をかなり明確にすることはできますが、ジャーナル誌に掲載されるレベルの英文になるとは限りません。

Uni-edit で は、メインの校閲者は各学術分野のエキスパートです。彼らは各分野の豊富な専門知識を有しているため、お客様の原稿において専門用語が正しく使われている か、またアイデアや概念が正しく表現されているかを確実にチェックすることができます。彼らによるチェックの後、別の校閲者が、原稿のすべての英語が文法 的に正しいかチェックします。この二重のプロセスによって校閲結果をより完全なものにできるのです。翻訳サービスについても同様に、該当学術分野のエキス パートが翻訳を担当します。

 

- Uni-edit の規模を教えてください。

 

Uni-edit には、100名を超える才能あふれるプロの校閲スタッフ・翻訳スタッフがいます。

彼らはまず各学術分野に関する専門知識の豊富さ、そして英文執筆能力の高さを基準に選ばれたスタッフ達です。

 

- 英語のネイティブスピーカーであれば誰でもUni-edit 校閲スタッフになれるのですか。

 

Uni-edit 校閲スタッフと翻訳スタッフは、世界中の数百人の応募者の中から厳選されたスタッフです。私は信頼性、プロとしての自覚、専門知識の豊富さ、優れた英語能力、そしてチームワーク能力を兼ね備えたスタッフを求めています。





- Uni-edit のサービスの利用者について教えてください。

 

Uni-edit 」の「Uni」は「University」の意味です。当社のお客様には様々な大学(東京大学、国立台湾大学ソウル大学校の学部の皆様を含む)の教授、助教授、博士課程の学生、研究者、また政府の研究者の方々がおります。他にも、有名な研究機関や企業の技術・学術出版をサポートしております。

 

- 英語を母国語としない人が英語論文を執筆する際、直面しやすい問題にはどのようなものがありますか。

 

最 も大きな障害として、母国語の影響が挙げられます。日本人の執筆者の方々の書く英文には、日本語における文の構成や議論の形が特徴としてよく見られます。 同様に、韓国人の執筆者の方々の書く英文には韓国語の特徴が多く見られます。私の校閲チームはこれらの特徴を取り除き、英文をより自然なものに変えます。

 

-  Uni-edit の利用者はどのようにUni-edit とやりとりをしているのですか。

 

お客様とのやりとりは主にEメールで行います。電話の場合もあります。当社のサービスをご利用される際、3段階のステップがあります。

まず、お客様に原稿をお送りいただき、内容を確認させていただいた上でお見積りをさせていただきます。Uni-edit はお客様のニーズとご予算に合わせて、異なるレベルの校閲サービスおよび翻訳サービスをご用意しております。次のステップとしてお客様にサービスの詳細および見積もりにご同意いただき、作業に入らせていただき、締切日までに完成させます。

最後のステップはフォローアップサービスです。執筆者の方々はしばしば、校閲後に原稿に変更を加えられますが、私たちはこれらについても最終チェックします。また、校閲後数カ月してから、ジャーナル誌の査読を受けた後の変更点についてもチェックします。これは学術出版における通常の流れで、Uni-edit もこれに合わせて執筆者の方々をサポートします。

-  利用者が、英文校閲、あるいは翻訳会社を探す上で重視すべき点はなんでしょうか。


 

利用者の方が校閲・翻訳サービスを探す際に重視すべき点はいくつかあります:

 

(1) 信頼性校閲・翻訳会社は、お客様の原稿提出期限に間に合わせるために、決められた締切日までに原稿をお返ししなければなりません。

 

(2) 各分野の専門知識校閲者または翻訳者が各研究分野について理解が深ければ、校閲(翻訳)内容も、より優れたものになります。

 

(3) 優れた英文執筆能力

 

上記のうち1つまたは2つを備えた校閲・翻訳会社は容易に見つかりますが、3つすべてを兼ね備えた会社は数少ないです。Uni-edit は、その数少ない会社のひとつです。

私は、校閲(翻訳)会社のウェブサイトは、サービス手順と値段をきちんと表記した明確なものであるべきだと思っています。ウェブサイトは、会社の経験と顧客サービスの質を反映するものです。

 

- どのようにサービスの質の高さを保持しているのですか。

 

Uni-edit は、 ひとりひとりのお客様のニーズに応え、評判がお客様から口コミで広がっていくことによって成功しています。私は、論文執筆者の方が必要とされる事や特別な リクエストにていねいに応えています。当社校閲スタッフと翻訳スタッフはよくトレーニングを受け、また技術向上のために指導されております。

Uni-edit はお客様と長期の信頼関係を築くことにより、校閲・翻訳におけるお客様のニーズを的確に満たすことができます。そうです。信頼関係を築くことが大切なのです。

新規のお客様と信頼関係を築くために、当社はサービス内容すべてを保証し、校閲・翻訳作業が完了した後に料金をお支払いいただいております。お客様は、当社サービスの品質を確認した後に安心して料金をお支払いいただけます。

Uni-edit は、お預かりする原稿全体の流れを自然で分かりやすいものにするために、図表や式も、編集の有無にかかわらず、チェックさせていただいています。執筆者の方々にはこれらすべての情報(ファイル)を私たちに提供していただいています。



 

- サービス利用料金はどうなっていますか。

 

サービス料金は www.uni-edit.net にわかりやすく表記しています。

合計料金は見積書に表記しています。お客様には見積書を確認の上、校閲(翻訳)作業開始を希望されるかどうかを連絡していただきます。このように、作業開始前に正確な合計料金をお知らせした上でご利用いただいております。

 

- 利用者にサービスを提供する上で困難な事などはありますか。

 

通常、校閲(翻訳)サービスは問題なく進み、お客様にはご満足いただいております。

初めて校閲(翻訳)会社を利用され、手順などについてご不明な点が多いお客様の場合、サービスの流れについてしっかりご説明し、ご理解いただけるように努めています。

 

- Uni-edit 校閲、翻訳できる研究分野にはどのようなものがありますか。

 

当社には才能豊かな多数の校閲スタッフ・翻訳スタッフがおりますので、医学から機械工学、政治学から水産学まで、すべての分野において校閲・翻訳することができます。

 

- 校閲・翻訳会社というのは儲かるお仕事ですか。

 

Uni-edit のサービスは、高水準の教育を受けたスタッフの能力・才能によって支えられています。このような職種は通常、高給与が要求されるので、会社としての利幅は大きくありませんが、当社のすべての校閲スタッフ・翻訳スタッフは技術研究や学界に貢献することに大変喜びを感じています。ある意味、Uni-edit は「知識構築者」のコミュニティです。実はUni-edit のスタッフのほとんどは、彼ら自身が研究者なのです。私たちは知識の面で裕福なのです。

 

- Uni-edit のサービスに関して問い合わせる場合はどうすればよいですか。

 

Uni-edit のウェブサイトwww.uni-edit.net に当社についての様々な情報が、日本語、韓国語、中国語、アラビア語その他言語で分かりやすく書かれています。

英語でのお問い合わせは

ozysmile@gmail.com ,

日本語でのお問い合わせは

uniedit.japan@gmail.com

までどうぞ。どんなご質問にも喜んでお答えいたします。定休日はございません。